全商品がヴィーガン!クルエルティフリーショップ~世界ベジ紀行オーストラリア編①

世界ベジ紀行〜ひつじが訪ねるベジ仲間〜

G’day mate!

Hello guys!

「ひつじの。」をご覧のみなさん、こんにちには。

今回で世界ベジ紀行は最終回!

編集長である神谷より、オーストラリアのヴィーガン事情について2週にわたってお話しします。

若い人の半分はベジタリアン/ヴィーガン?!

私は去年の夏まで、オーストラリア・メルボルンに住んでおりました。

オーストラリアは日本のベジ界でもVegan / Vegetarian frindlyな国として認知されているようですが、実は・・・・

そうです(笑)。

ヴィーガンにとって、とても住みよい国で、どのレストランに行っても、スーパーマーケットに行ってもヴィーガン商品やメニューがあるのは当然。

スーパーマーケットならベジコーナーがあり、ファラフェルを始め、ヴィーガンバター、チーズ、ベジパテなどかなり充実しています。


ヨーグルトコーナーで売られているアーモンドミルクヨーグルトやココナッツヨーグルト。

友達や仕事仲間には必ずヴィーガン/ベジタリアンがいますから、誰かとご飯を食べに行くときは “Do you eat meat?” と最初に聞かれるほどです。

私はレストランやカフェなど、多くの飲食店に勤めてきましたが、肌感では若者の半分以上はベジ。働いていた、とあるカフェでは、スタッフのほとんどがベジタリアンもしくはヴィーガンだったので「肉を食べる方が珍しい」ぐらいの時もありました。

その理由として、世界的な潮流はもちろんのこと、私個人の意見では、その大きな要因は「(オーストラリアという)社会の多様性」にあると考えています。

街には白人系のオーストラリア人をはじめ、アジア人、アフリカ人、インド人など様々な人種、文化、宗教があり、食べ物、身に着けるものにバラエティーがあります。

様々な考え、文化、宗教があるからこそ、新しい考えや価値観に出会う機会がある。つまり自分の考え方に疑問を抱いたり、考え直したりする機会が多いのです。

特に現地でヴィーガンといえば、ヒッピー的な要素が少なからず感じられ、オーストラリア・メルボルンではすっかり「かっこいい」食文化になっています。ドレッドヘアーの若いお兄さんが、「肉を食べるなんてダサイぜ」なんて言ってきたことは、1回だけではありません(笑)。

売られているもの全てがヴィーガンのオールヴィーガンストア

さて、ヴィーガンが当たり前に浸透しているメルボルン。なので、この記事ではヴィーガンレストランの紹介……ではなく、環境や地球、動物を大切することが当たり前になっている、その先の社会をご紹介したいと思います。

それがこれ!

ヴィーガンの人なら一度は夢見る?!オールヴィーガンストア “cruelty-free shop” です。

cruelty-free shopは直訳すると「動物犠牲ゼロショップ」。日本語でも最近クルエルティフリーと呼ばれるようですが、つまりはその商品やその商品を製造する過程で、動物を傷付けたり殺したりしていないもののことです。


店内はこんな感じ

このお店はFitzroy(フィッツロイ)という、ヒッピーなお店が並びヴィーガンレストランが軒を連ねるエリアにあります。

このお店では食べ物だけでなく、ヴィーガンレザーや化粧品なども販売しています。


アメリカのNat and Mattをはじめ、ヴィーガンレザーが多い。この雑然と並べられている感じがいかにもオーストラリアらしい。

もちろん、ヴィーガン食品がメインになるので商品棚はところ狭しとヴィーガン食品が売られています。


チーズやベジパテなどは一般のスーパーでももちろん手に入りますが、ここは特に即席メニューが多い。
アジア系移民も多いので、中国のヴィーガン商品もある。
ナゲットやソーセージなどは大人気。もちろん、私も大好き。
オーストラリアはどの家庭にも大抵大きなオーブンがあるので、こうした商品は便利です。
みんな大好き(?)ヴィーガンチーズ。中でもクリームチーズのクオリティーはかなり高い。

メルボルン滞在中は、何回もここのお店を訪れているのですが、ある日火災にあった倉庫から「救われた」ヴィーガンレザー商品が40%OFFで売られていました。日本人も見習うべき「もったいない」精神! すすまみれでしたが、使えるレベルでした。

ショップ限定のTシャツもある。
ドッグフードもあります。

ご存じの人もいると思いますが、オーストラリアのスーパーでは、商品にヴィーガンマークが付いているのは当たり前。そのため、どれがヴィーガンなのかは一目瞭然ですし、大手のスーパーであれば、ベジチーズやベジバター、ベジパテのような一般的なヴィーガン商品は手に入るので、こういったお店に来る必要はそこまでありません。

なので、このショップに来るのは、特殊な冷凍食品やヴィーガンレザーの商品を見に来たいときです。

おしゃれは足元から。ヴィーガンシューズ専門店

さらにニッチなお店もあります。

ヴィーガンシューズ専門店。

こちらも、先ほどのcruelty-free shopと同じようなエリアにあります。


店内には靴がずらり!私は足が小さいので合う靴は一つもなかったですが、
ベーシックなものから派手なものまで様々。価格はやはり高めですが。

ヴィーガンがライフスタイルとして浸透しているからこそのお店。

次回は郊外にあるアニマルシェルター「Edgar’s Mission」を中心に、動物愛護についてお届けします。

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

★執筆者:神谷真奈(かみや・まな)

大学卒業後、地元の新聞社で記者になり、女性の貧困やLGBTを中心に取材。その後オーストラリア・メルボルンに移住し、日本人向けのフリーペーパーでライターとして活動。2018年の夏に日本に帰国。日本ヴィーガンコミュニティの理事に就任し、2019年4月からはまた新聞社勤務。考えてみるといつの時にも“人のストーリー”に着目したコンテンツ作りが中心で、「ひつじの。」もそのライフワークの1つ。人の“ストーリー”をシェアすることで社会の多様性を高めたいと音楽瞑想ならぬものも始めた。趣味はクライミング。

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

【おまけ情報①ヴィーガン版マクドナルドに挑戦!】

ヴィーガンといえば、野菜中心で体に優しいもの・・・というイメージが強いですが、昨今ではジャンキーなヴィーガン料理も出てきましたよね。

メルボルンというかオーストラリアではその先駆けとも言えるヴィーガンジャンキーなお店があります。それが「Road of the Fries」。

このお店、まず見た目がまったくヴィーガン感0なので、ずっと長い間ヴィーガンの店だと気付いていませんでした(笑)。メルボルンだと市内何箇所かに店を構えています。

メニューはこちら!

メニューからしてジャンキー感が伝わってくる……。

頼んだのはまさかのBreakfastゾーンからEGG & BACON!


見た目がなんとも言えませんがしっかりエッグアンドベーコン

そしてHSP!


フライドポテトに大豆ミート、チーズ、シラーチャ(辛いソース)、BBQソースというなんともカオスな一品。
もうポテトの味云々カンヌンではありません。がっつりソースの味しかしない。

このほかにビヨンドミートのバーガーも頼んだんですが、写真とるの忘れてました。

健康を理由にヴィーガンになった方々だとこういうのはちょっと……と思われるかもしれませんが、こんなものもありだと思わせてくれるお店。ちなみに、ベジバーガーは普通のバーガー屋さんにいっても大概置いてありますので、ご安心を。

以上、おまけ情報でした。


The following two tabs change content below.

asami

『世界ベジ紀行〜ひつじが訪ねるベジ仲間』まとめ役。就職のため新卒でシンガポールへ移住。米系大手IT企業で研鑽を積み、本帰国後ベンチャー企業を経て2018年に辞職。現在は都内郊外でノンベジのパートナー&保護猫2匹と暮らす。家事を愛するミニマリスト。仏語少々。音声配信「Hello Vegan Radio」では、ゲストを迎えた企画を担当している。