アフリカで Vegan家庭料理を食す 〜ルワンダ編 Part2〜

世界ベジ紀行〜ひつじが訪ねるベジ仲間〜

皆さんMuraho(ムラーホ)!

※現地語(キニアルワンダ)で「こんにちは」の意味

Vegan料理人バーシーです。

今回は皆さんに、アフリカ・ルワンダにあるヴィーガンの家庭料理についてご紹介します。

ルワンダという国については前号に記載していますので、まだお読みでない方はそちらもあわせてご覧ください。

ルワンダの家庭料理はヴィーガンフレンドリー?!

さて、ルワンダでは日常的にどのような料理が食べられていると思いますか?

スパイシーなカレーとか?

はたまた「虫」とか……?

日本ではあまり馴染みがない国なので、想像するのは難しいかもしれません。

実はルワンダの料理は、主に芋や豆といった植物性の食材を使用した料理が多く食べられています。

確かに、ルワンダでは「肉」や「魚」も食卓に並びます。

「肉」は牛肉やヤギ肉が主流。これらの動物は各家庭で「家畜」として飼育されています。

しかし、肉を食べる頻度は多くなく、ゲストをもてなしたり、お祝い事をしたりする時に主に食べられています。肉は買うと高価なので、村では年老いた家畜を自分たちでさばいて食べています。

「魚」は、湖の近くでは大きな白身の淡水魚が食べられることがあります。あとは小魚のフライとか。しかし、ルワンダは「内陸国」ということもあって、魚は貴重な存在です。

以上の理由から、ルワンダの家庭の食卓に「肉」や「魚」が並ぶことは、

日本ほど多くなく、「芋」「豆」等、植物性の食材が多く食べられています。

そして味付けはシンプルにお塩のみ!

調理法といえば、長時間ひたすら煮込む!

以上!

……という、素材(原材料)の味を生かしたシンプルな料理が多いです。

ルワンダの人々には、ヴィーガンという概念はあまり浸透していない印象ですが、そのような概念が無くても、普段から動物性原料不使用の料理が食卓に並んでいます。

ルワンダのみならず、アフリカ全般で、芋や豆を使った料理が多く見られます。

近隣のウガンダ、ケニア、タンザニア、ザンビア等、東アフリカの国々では、似たような芋・豆の料理で、トマトで煮込んで味付けは塩のみ、という「シンプル」な料理が並ぶので、正直違いはあまりわかりません、、、(笑)

一方、ナイジェリアやガーナ等、西アフリカ諸国では、材料については芋・豆など東アフリカと同じですが、香辛料を使った辛い味付けの料理が多いのが特徴です。

主食はタピオカ?

これは、ルワンダの主食「ウガリ」です。

ウガリとは、タピオカの原料でもある「キャッサバ芋の粉」をお湯で練ったもので、トマトやお豆などのシチュー(後述)と一緒に食べます。

定番は「芋」

ルワンダの家庭料理には、必ず「芋」が出てきます。

主食も芋ですが、おかずも芋が多いです。

ジャガイモやサツマイモなど、ルワンダの人々は、とにかくよく芋を食べます。

因みに、じゃがいもはヒマワリ油で揚げて塩を振って食べます。

さつまいもは蒸かして食べることが多いです。

そして、「豆」

ルワンダの人々は、豆もよく食べます。

赤インゲン豆(日本では金時豆に近い)、グリーンピースや落花生。

落花生は粉末にして、トマト煮込みの中に入れられることが多いです。

そんな豆も、基本的に味付けは塩オンリー。

日本では「黒豆煮」のように甘い味付けが多いですが、ルワンダでは見たことがありません。ルワンダの人々には、豆を「甘くする」という習慣がないようです。

芋や豆以外のおかずは?

こちらは「イソンベ」と呼ばれる家庭料理の一つ。

日本では恐らく入手不可である「ドードー」という葉をペースト状にして塩で煮込んだ料理です。

お茶の葉に塩を入れた風味と食感ですが、これがなかなか癖になる味で、前述のウガリと一緒に食べると、とても相性が良いです。

このようにルワンダの家庭料理はシンプルなものが多いです。

しかし、「素材」そのものが新鮮でおいしいので、

その「シンプル」さは素材の良さを生かした魅力的なものだと感じています。

さて今月お届けした、ルワンダのヴィーガン料理はいかがでしたでしょうか。

日本ではアフリカ料理自体があまり認知されていませんが、日本人の口にも合うものが沢山あります。まずはお近くのアフリカ料理店で、様々な料理を楽しんでみてください♪

ルワンダにお越しの際は、ぜひヴィーガンフレンドリーな家庭料理も体験してみてください。ルワンダのことで興味、質問があれば、いつでも僕にご連絡ください!

ご覧いただきありがとうございました!

Murabeho(ムラベホ)!

※現地語(キニアルワンダ)で「さようなら」の意味

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★執筆者 Bashi(椎葉 康祐)

1991年東京練馬生まれ、宮崎育ち。名字のルーツは、宮崎県の山間部にある椎葉村。千葉外房いすみ市で約2年間、無肥料無農薬の米・野菜作り、ビーガン料理(動物性食材不使用の菜食料理)を学び、その後旅する料理人として活動。国内外を旅しながら、和食をベースとしたビーガン料理を紹介する料理会を主催。2年間で約80回イベント実施。

また、アフリカ・ルワンダの暮らしを体験し、現地の人々と心の交流をするルワンダ農村体験プログラムを過去6回実施。2019年5月より、拠点を地元宮崎に移し料理活動開始。「食」と「自然」、「人とのつながり」を大切にする「コミュニティビレッジ」を立ち上げるため活動中。

個人サイト→ http://www.bashi1111.com/entry/profile

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asami

『世界ベジ紀行〜ひつじが訪ねるベジ仲間』まとめ役。就職のため新卒でシンガポールへ移住。米系大手IT企業で研鑽を積み、本帰国後ベンチャー企業を経て2018年に辞職。現在は都内郊外でノンベジのパートナー&保護猫2匹と暮らす。家事を愛するミニマリスト。仏語少々。音声配信「Hello Vegan Radio」では、ゲストを迎えた企画を担当している。