関西版ベジタリアンブック発刊決定!東京版につづき台湾のクラファンに成功した山崎寛斗さん

ひつじの。ニュース

またまた日本ヴィーガンコミュニティメンバーより、クラウドファンディング(以下、クラファン)に成功したメンバーが出ました!その名は山崎寛斗さん。山崎さんはSNSを通して中華圏、特に台湾向けに、日本のベジタリアン事情やレストラン情報を発信する“ベジインフルエンサー”として台湾のベジ界において知らない人はいない?! 存在なのです。

そんな日本と台湾を繋ぐ架け橋である山崎さんは、昨年2018年12月に発刊した東京版のベジタリアンガイドブックに続き、関西版ヴィーガン・ベジタリアンガイドブックを制作しようと台湾でクラファンを行い、見事成功。今まさに編集作業に取り掛かっている山崎さんにプロジェクトへの気持ちと、意気込みを聞きました。

★台湾のベジ事情をまとめた山崎さんの「世界ベジ紀行」前編後編

★6月10日には山崎さんがなぜ台湾を選び、中国語で発信を続けるか伺った「ひつじの。仲間」も公開されます。山崎さんの人生観に迫る濃い内容となっていますのでどうぞお楽しみに!

(取材・写真 神谷真奈)

ーまずはクラファンを終えてどんな気持ちでしょう?

ラストギリギリでの達成だったので「ほっとした気持ち」とご支援頂いた方にしっかりと結果でお返ししたいという「責任感」の両方です。クラファンの中盤は伸び悩み「ダメかもしれない」と思った瞬間もありました。なので後半は台湾にいる友達にラインなどを使って「もうすぐ終わりだよ」とか「これで達成できなかったら関西のベジ情報は一生見つからないよ」とか言って、応援に結びつけました(笑)。

「もしかしたら出版できないかもしれない」「形なるのか」といった心配や不安な僕を支えてくださったクラファンのご担当者様、家族、会社の上司、全員に感謝の気持ちでいっぱいです。

ガイドブックの取材のため大阪にあるレストランを訪れる山崎さん

ー台湾では2月に東京版のガイドブックの重版も決まって、売れ行き好評ですね。

おかげさまで……台湾のテレビ局から取材を受けたり、書店で平積みされている写真を見たりして本当に嬉しい限りですね。

また台湾ベジタリアンの方から直接感謝のメッセージを頂くこともあり、励みになっています。東京版の反響を見て「うちの地域でもやってみたい!」というお声掛けを全国の自治体からも頂けるようにもなったので、これからますます頑張らないといけないと思っています。

 

ーそもそも、なぜ中国語で発信を始めたのでしょう?

大学在学時にひょんなことから北京へ留学して、現地の中国人の友達がたくさんできたことがきっかけで、中国語にどんどんのめり込んでいきました。そして「日本の魅力はまだまだ十分に外国に伝わっていないな」と思ったんですね。日本に帰ってきて、日本を訪れた外国人とさらに接するようになって、その思いはどんどん高まっていきました。

そんな時に知ったのが “ハラール” や “ベジタリアン” など、食に制限を持つ人たちの存在。「コンビニで梅おにぎりを買う」という外国人がいて、これは『「おもてなし」なんて到底言えないんじゃないか』って感じました。

そして注目したのが中華系のベジタリアンです。彼らは五葷(ごくん)と呼ばれるニンニク、玉ねぎ、ニラ、らっきょう、ネギを避ける食生活を実践する人が多く、日本での食事に対するハードルがさらに高い。その中でも今重きを置いている台湾は、親日家もたくさんいますし、日本に何度も来日しています。「ひつじの。」の企画「世界ベジ紀行」でも紹介したようにベジタリアン率も高いので、台湾向けに特化して、ベジ情報を発信するようになりました。

「写真撮るの本当に苦手なんですよね~」と料理を様々な角度にしながら写真の構図を決めていく山崎さん

ーなるほど。関東、関西のレストランを取材して何か違いがありましたか?

京都は日本で一番ベジ対応が進んでいるように感じましたね。また、関西は地元の特産を活かした商品も多い印象を持ちました。例えば京都なら湯葉、湯豆腐を使ったご飯や豆乳ラーメン、大阪ならお好み焼き、たこ焼きなどの粉物系が多いと感じました。

ただ、今回はお店選びが大変でした。というのも、僕を含めたライター陣は関西の土地勘がないので50店舗リストアップするのは至難の業。最終的に京都でベジタリアンの発信活動をされている玉木さん(Instagram: @diethelper)にサポートでチームに入って頂いたことで、相当助けられました。すごく感謝しています。先日、僕の関西での取材も無事に終了し、これから本格的に翻訳、編集作業に入っていくことになります。

東京版のベジタリアンガイドブック。日本では残念ながら発売される予定はないが、近い将来、この本を手に道を歩く観光客を見かけるかも?

ー今後のスケジュールはどうなっていますか?

6月中にすべての取材と翻訳作業、7~9月にかけて編集、11月に出版という流れです。「出版する」ことをこれまでに何度もやってきたというわけではないので、現地台湾の出版社、クラファンプラットフォーム、ライター、翻訳者という各方面とスケジュールを調整したり、費用の管理をしたりなど様々なことを同時進行で進めていくのはすごく大変です。しかし、学びは大きく、すごくいい経験になっています。

そして何よりも人との出会いは代えがたいものがあります。取材を通じてお店の方、地元のベジの方との繋がりを持てること。これが最大の財産だと思っています。

 

ーそれでは最後に読者の方にメッセージをお願いします。

今回のクラファンタイトルが僕の伝えたいメッセージです。

「『関西版ベジタリアンガイドブック』を台湾で出版! 日台60万人の架け橋になりたい」。

本気で「架け橋になってやる!」と思ってこのような取組みを続けています。前例のない取組みには批判の声や不安などはつきものですが、一方でたくさんの応援・賛同頂いているのも確かです。僕はこれからも応援頂いている方の期待に応え続けたいと思います!

今回のクラファンのトップページ。架け橋になりたい、その思いを実現するために山崎さんは歩みを止めない

★山崎寛斗(やまざき・ひろと)

1994年1月7日福井県生まれ。流暢な中国語を武器にYoutubeやFace BookなどのSNSを通して情報を発信し、国内外に多くのファンがいる。ムスリムやベジタリアンなど“食の多様化”をコンセプトに飲食店や自治体等を相手にコンサルやセミナーを開くFood Diversity Japanに勤めている。

Face Book:@Japanese Vegetarian Restaurant

YouTube:shanqi TV

★「ひつじの。」での山崎さんの他の記事

<世界ベジ紀行>

国民の13%がベジタリアン!〜台湾編 Part1

ベジ天国台湾の実態は?〜台湾編 Part2

<ひつじの。仲間>

6月10日公開!「食は〈日本の良さ〉を伝えるツール。本当の”おもてなし”を世界へ」


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Mana Kamiya

理事特定非営利活動法人 日本ヴィーガンコミュニティ
『ひつじの。』編集長。地元新聞社の記者になったのち、オーストラリア・メルボルンに移住。現地の日本語フリーペーパ誌でフリーランスライターをしながら、レストランやカフェのアルバイト、ツアーガイドなどを経験。2018年夏に日本に帰国したのち2018年10月より再び新聞社で働き始める傍ら「多様性のある社会」の実現を目指し、いろいろなことに挑戦中。趣味はクライミング。

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Posted by Mana Kamiya