国民の13%がベジタリアン!〜台湾編 Part1

世界ベジ紀行〜ひつじが訪ねるベジ仲間〜

哈囉大家好~ 我叫山崎!(皆様こんにちは!山崎です!

皆さんは「台湾」と聞いて何を思い浮かべますか?

例えば、ジブリの映画『千と千尋の神隠し』の舞台にもなった「九份(きゅうふん)」や「夜市(ナイトマーケット)」を連想される方が多いかもしれません…

が、しかし!

台湾には、“ベジ天国”という一面があるのです。(ベジ界隈では有名ですが)

今月は、自称「ベジインフルエンサー」として活動する私(山崎寛斗)が、「台湾のベジがいかにアツイのか」を皆さんにお届けいたします。

台湾のベジタリアン率は13%って本当?

はじめに、台湾の面積は日本の九州ほどの大きさで、人口は約2300万人(2018年現在)です。そのうちなんと、ベジタリアン人口は約13%

つまり「7人に1人」がベジタリアンなんです。

脅威的な数字ですよね…

実際に現地の友人(台湾人)に聞いてみても、

「うちの親がそうだよ!」

「ベジ?小学校のクラスにも結構いたな〜」

「職場の上司と、あ、社長もベジだわ」

と、ベジの浸透率は限りなく高く、選択の一つとして国民に受け入れられている印象です。

つまり、台湾においてベジは、

当たり前の存在

と言えます。

(街中のベジタリアンレストラン)

街を歩けば、至るところでベジ料理店を見つけることができ、Facebookグループでもフォロワー10万人越えのベジコミュニティがいくつもあります(※1)。

さらになんと、ベジタリアンを定義する法律まであります!!

【例】

全素or純素:動物性および五葷が含まれていないもの

植物五辛素:動物性が含まれていないが五葷が入っているもの

蛋素:オボベジタリアンと同議

奶素:ラクトベジタリアンと同議

蛋奶素:ラクトオボベジタリアンと同議 

このようにハード面、ソフト面ともにベジインフラが整っていることは、台湾の魅力の一つと言えるでしょう。

(台湾ベジとのオフ会を開いた時の様子)

ベジになる背景はOOが多い!

台湾を含む中華圏とそれ以外の地域を比較すると、大きな違いが1つあげられます。

それは ベジタリアンになる背景(理由・動機) です。

台湾のベジタリアンについて大きく分けると、下記4つの背景を持った人がいると考えられます。

① 健康志向

② 動物愛護

③ 環境保護

④ 宗教 = 仏教

▲複数あるいは全て該当する人もいます。

台湾の場合は、④の宗教的な理由で、ベジを選択している方が大半で(感覚的には8割ほど)、なぜ仏教徒にベジタリアンが多いかと言うと「不殺生戒(生き物を殺してはならない)」という教えが、深く関係してるためです。

加えて厳格な仏教徒の場合だと、ねぎ、にんにく、にら、らっきょう、あさつきの5つの「臭いや成分がきつい野菜」を避けます。これらの野菜は五葷(ごくん)と呼ばれています。

これは陰陽の観点からすると、五葷は陰性の気が強く、五臓に負担をかけてしまうだけでなく、精神にも影響を及ぼす、と考えられているためです。

「え…なんだか台湾のベジの方が複雑そう…」

そう思われた方も少なくないと思いますが、冒頭に触れた通り、

ベジは台湾社会にしっかりと溶け込んでいるので問題はありません。

お店で「ベジ料理はありますか?」と尋ねると、

まず店員さんは「あなたは何ベジですか?五葷も食べないタイプ?」と確認します。

それほど台湾では、ベジは一般的な選択肢の1つとなっており、仏教の宗教観が国民全体に浸透しているのです。

余談ですが、日本では、「ベジタリアンなんですね。お米は大丈夫ですか?」と聞き返されたことがあります(笑)

日本の外食産業においても、台湾のように店員さんとスムーズなやりとりができる日が来ると良いですね。

さて、今回は「なぜ台湾にはベジタリアンが多いのか?」という内容についてお伝えしましたが、Part2では台湾ベジの現場に潜入したいと思います!

如果還沒去過台灣的話,下次去旅遊一定要選台灣 ~ OK嗎?(もしまだ台湾にいったことなければ、次回旅行の際は、ぜひ台湾へ!)

※1 :

健康素友社 https://www.facebook.com/groups/139113236116933/?ref=group_browse_new

全台素食瘋 https://www.facebook.com/groups/twvegetariancrazy/?ref=group_browse_new

南區蔬食愛玩同好會  https://www.facebook.com/groups/1451564748449421/?ref=group_browse_new

★執筆者:山﨑寛斗(やまざき ひろと)

フードダイバーシティ株式会社 海外戦略部に所属。

学生時代に立ち上げた観光ガイド団体を通じて、日本のハラール・ベジタリアン対応の遅れを痛感。現在は主にベジタリアン領域を担当し、情報の発信(ガイドブック・アプリ制作等)、店舗開拓(ベジタリアンメニュー導入コンサル等)を行う。

2017年の9月に始めた中華圏のベジタリアンを対象としたSNSでは、開始3ヶ月でフォロワー8000人を獲得。目下台湾のベジタリアンインフルエンサーとしても活動中。

台湾向けベジ情報サイト (Facebook):JapanVegeRestarant

台湾向け日本ベジガイドブック(中国語)

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【おまけ情報】 日本で味わう台湾ベジ!

東京スカイツリーからほど近い、錦糸町駅近にある「Veggie House」。

ここでは、台湾人オーナーが振る舞う本格台湾ベジを楽しめちゃいます♪

食材の多くは有機食品を採用し、

レストランの屋上で栽培した、手作りの有機野菜も使用されているそうです。

一番のおすすめはパリッとした食感が特徴のローストチキン!

(台湾から買い付けているみたいです!)

皮から手作りの餃子は、モチモチした食感が絶品。

また担々麺も、隠し味のひき肉味噌が何とも香ばしい。

どちらも一度食べるとクセになる味です!

スカイツリーの近くに行かれる際は、ぜひ足を運んでみてくださいね!

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asami

『世界ベジ紀行〜ひつじが訪ねるベジ仲間』まとめ役。就職のため新卒でシンガポールへ移住。米系大手IT企業で研鑽を積み、本帰国後ベンチャー企業を経て2018年に辞職。現在は都内郊外でノンベジのパートナー&保護猫2匹と暮らす。家事を愛するミニマリスト。仏語少々。音声配信「Hello Vegan Radio」では、ゲストを迎えた企画を担当している。