【前編】「『仙人美容』で、健康と美容界に革命を起こしたい!」ニシムタ ハジメさん

ひつじの仲間はここにいる

皆さん、こんにちは。

世界中のヴィーガンの生の声をお届けする企画、「ひつじの仲間はここにいる」。

今週は、編集次長の大國沙織(@saori_ohkuni)が担当させていただきます。

どうやらかなりユニークな生活を送る男性のようで、波乱の予感も……!?

現代の若き「仙人」を取材してきた!

仙人との出会い

「仙人美容と言うこの世で一番怪しい美容法を提案する、世にも奇妙な美容師です。洗顔、シャンプー、保湿をせず1日1食ローフード。重度のミニマリスト病です」 

その男のプロフィールには、聞きなれない単語ばかりがズラリと並んでいた。
彼の生態は、謎のヴェールに包まれていた。

ちょっと怪しいけれど、なんだか気になる……。
取材の依頼をするのには、かなりの勇気が必要だった。

数日間悩んだ末、いざライターが思い切って連絡を取ってみると、とても丁寧で紳士的な対応! 
思わずホッとする。

いよいよ、取材当日。
美容師らしいシンプルでスタイリッシュな着こなしで、彼は颯爽と待ち合わせ場所に現れた。

そして、実際に謎のライフスタイルについてお話を伺ううち、彼の一貫した世界観と美学に、感動すら覚えてしまった。

彼の名は、西牟田 吉(ニシムタ ハジメ)、28歳。

その若さで自ら「仙人」と名乗り、ミニマリスト、フルータリアン、ショートスリーパーだという。どうやら名実ともに、かなり凡人とはかけ離れた生活を送っているようだ。

物を持たない暮らし。彼がミニマリストになったきっかけ

ー率直に聞きますが、どのようなきっかけで今のようなライフスタイルに?

「ミニマリストになったのは、3年前ぐらいですね。当時は実家に住んでいたんですが、僕の部屋はいわゆる“汚部屋”でした。足の踏み場もないぐらい散らかっていて、7階だったからゴキブリは出ませんでしたが、1階に住んでいたら完全にアウトだったと思います(汗)。

ミニマリストになったきっかけは、美容院のお客様と「テレビを持っていない」という話をしたときに、「ミニマリストなんですか?」と聞かれて、否定できずとっさに「はい」と嘘をついてしまったこと(笑)。家に帰ってから、早速ミニマリストについて色々調べて。

ミニマリストの第一人者である佐々木典士(ふみお)さんの著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。- 断捨離からミニマリストへ -』を読み、彼の部屋の写真を見て、そのあまりの美しさに憧れを持ちました。取り調べ室と言われてしまうぐらい、折りたたみ式の机と椅子以外、何も置いていないんですけど(笑)。

それで、物をガンガン捨てよう!と思い立ち、ひたすら捨てました。僕はアニメオタクだったんですけど、大切にコレクションしていたフィギュアなんかも、全部捨てましたね。」

ー随分、思い切りがいいですね! 好きなものを捨てるのは辛くなかったですか?

「確かに最初は、辛かったです。でも、徐々に捨てることに慣れていくんですよね。ミニマリスト・ハイと言いますか(笑)。

それに当時僕は、毎晩バーで一杯2,000円ぐらいのお酒を何杯も飲むようなアル中で、そのために借金もしていたので、もう全部リセットして浄化したい!という思いもありました。

それで、一気に1週間ぐらいで断捨離をして、実家を出たんです。通勤に時間がかかるのも気になっていたので、勤務地のすぐそばに引っ越しました。荷物も少なかったので、宅急便で済んで(笑)。」

ーなんかもう、色々すごい……!!

床に寝る!? これが仙人部屋の実態だ!

ーあの、お部屋を見せていただけたりとかは……。

「もちろんいいですよ!」ということで(こんなにあっさり快諾いただけるとは!)、気になるお部屋にいざ突入。

ミニマリストなので当然と言えば当然だが、想像以上に何もない……(笑)。

家具といえば、無印良品のものだという、折りたたみ式の机と椅子のみ。お部屋の内覧かな? というレベル。

ベッドはもちろん、布団もない。聞けば、床に直接寝るのだそう!

「チンパンジーの寝床よりも、人間の寝床の方が雑菌が多いらしいんですよ。あと、床に寝ても睡眠の質はほとんど変わらないらしいので、布団もいらないな! と思ったんです。」


ー理由が面白過ぎるんですけど(笑)。

なんと、1年分の衣類がこれだけ! クローゼットがないので、ラックに収まるだけにしているのだとか。

キッチンも、こんなにスッキリ。

最低限の食器と、まな板、包丁、フライパン、水筒など。料理といえば蕎麦を茹でるぐらいで、滅多にしないのだとか。

Why Vegan? 〜仙人の劇的Before→After付き〜

ー色々衝撃がすごすぎて聞きそびれていましたが、仙人さんはヴィーガンでしたよね?

「はい、そうですね。基本的に週2回はヴィーガンレストランで外食をして、後の5日はフルーツだけを食べて過ごしています。定義上は、フルータリアンと言った方が正確かもしれませんね。ちなみに、一日一食です。」

ー食事もミニマル過ぎる! どうして今のような食事のスタイルになったのでしょうか?

「食生活を改善しようと思ったのは、ダイエット目的でしたね。まずロングブレスダイエットという方法で10kg近く痩せたんですが、好きな子に告白したところ振られてしまい、その反動で当初よりも太ってしまって(笑)。人生でMAXの75kgにまで増えて、これはまずいと。当時食べていたのは、ダブル餃子定食やカツカレー、ポテチなど高カロリーで糖質豊富なものばかりで。

そんなある時、船瀬俊介さんの『できる男は超少食―空腹こそ活力の源!』という本に出合いました。世の中のほとんどの病気は食べ過ぎが原因だということ、少食にすると眠くならないし、経済的メリットもあると書かれていて。

当時はヘッドスパをやりながら、お客さんと一緒に眠くなってしまうことに悩んでいたので(笑)、まず食べる量を減らしてみようと思いました。それまで一日三食食べていたのを2食にしたところ、2〜3kg痩せて。これはいいと思って今度は一食にしてみたら、3ヶ月で一気に15Kgほど落ちました。」

その衝撃的なビフォーアフターがこちら!

ーこれはすごい説得力……。まるで別人ですね!! 

そして、ヴィーガンとの出会いは?

「ベジタリアンに興味を持ったのは、単純にヘッドセラピストっぽい! と思ったから(笑)。それと何かのメディアで、砂漠に木を植える日本人の存在を知り、自分も環境のために何かしたいと思って。色々調べるうちに、ヴィーガンというライフスタイルに行き着きました。

Netflixで“What the Health”というドキュメンタリー映画を観たことも大きかったですね。先進国の肉食が環境問題に影響していることや、陰謀論的な内容もあり、かなり衝撃的でした。」

ーいやー、それにしてもすごい大転換ですね。

続きが非常に気になるところではありますが、あまりにもお話が濃すぎて、取材が超絶大ボリュームになってしまったため(笑)、後編に続きます!

次回は、仙人さんがヴィーガンからフルータリアンになった経緯や、ショートスリーパー(毎日3時間の睡眠で過ごしているそう!)になったお話、現在のライフスタイルに転換してから起こった精神面での変化について伺います。

後編も仙人節全開、盛りだくさんの内容ですので、どうぞお楽しみください……!

▼記事はこちら

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YouTube「仙人LIFE」 

仙人の働く美容室 


ご紹介した書籍と映画

佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。- 断捨離からミニマリストへ -』ワニブックス

船瀬俊介『できる男は超少食―空腹こそ活力の源!』主婦の友社

ドキュメンタリー映画 “What the Health”


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平成元年東京生まれ。出版社で雑誌編集を経て、フリーライター、料理家、イラストレーターとして活動。小学生の頃可愛がっていた金魚を、自分で殺して焼き魚にして食べるという衝撃的な夢を見てしまったショックから、ヴィーガンになる。高校時代に自律神経失調症を患い、古今東西の健康法を試す。家で全裸で過ごす「裸族」のライフスタイルに辿り着き、健康を取り戻した経験を伝える。ヴィーガンの魅力や楽しさをクリエイティブに発信していきたい!